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2010年1月21日 (木)

正しいから人が動くとは限らない

今日電車の中で、携帯で話をしている学生に、「マナー違反だから携帯をしまえないなら電車を降りろ」という男性がいました。学生のほうは丁寧な口調でも不満そうに「迷惑は掛けていない」と主張していましたが、まさに周囲に気を使ってひそひそと話をしている学生より、酔っ払って大声で話しているサラリーマンや化粧を直しているOLのほうが余程迷惑で、周囲の状況から学生の不満ももっともです。最後には「気持ち悪いからコッチ見るな!」という非常に後味の悪い物別れに終っていました。学生のマナーという点に限って言えば、男性の言うことは正しいのですが、学生に拒否されてしまいました。

「社員が無駄遣いをする」という経営者が、部下を連れての飲み会で会社宛の領収書をきっていたりします。場面場面を取れば正しいことを言っていても、普段の姿勢や周囲の状況を社員は的確に見定めて自分たちの行動を決めるのです。

「牛首馬肉」という言葉があります。昔、斉の晏子が主君である霊公を諌めた故事から生まれたものですが、部下に問題があると見えるときは経営者や管理職者に問題がある場合が多いのです。そんな時、言葉だけ正しいことを言っても部下は動きません。電車の中の一場面を観ながら、そんなことを考えていました。

自分自身、学生に対して「傍観者となる大人」の見本を見せてしまいました。学生に説教する男性に「あなたの大きな声も迷惑ですよ」と一声かけてあげれば良かったと思うのです。

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